11月19日の日記
2005年11月18日今週に入ってから意味も無く学校をサボりまくっていて、火曜は二限まで受けて立ち去るわ、水曜は塾までまるごとサボるわ、そんで今日に至っても一日アキバと茶水で過ごすという結構今までの俺を考えればかなり荒んだ日々を送ってる気のする今日この頃。上下の新刊の発売日だったことを思い出しアキバのデパート内のマックにて本屋が空くまで三角比とかにノスタルジア感じつつ時間を潰した後、Kブで購入後に今度は茶水のマックへ。三時くらいになってダレて来た頃合、haezamuraiの日記に「アキバのゲーセンのノートの絵がテラ上手ス」とかそんなことを書いてあったのを思い出してアキバまで行く。万が一長居しちゃったりしないように財布と定期以外の荷物を全部マックに放置したままアキバまで行くという暴挙に出ました。
とりあえずセガクラに行って各フロアの交換ノートをピラピラとめくってみる。うーん・・・まぁ人によりけりってやつなんだろうけど、正直いって見てて脅威に感じるようなレベルの絵はとりあえず皆無。全身絵の頭身バランスおかしいとかは可愛い方で単純に描き慣れてなくて顔の輪郭歪んでたりとか目の高さ揃って無かったりとかのレベルがざら。この程度かとガッカリしつつその後メロンブックスの上にあるゲーセンの方にあまり期待せずに見に行ってみる俺。結論から言うとこっちのノートは純粋になかなか上手い絵が多くて感心できた。印象に残ってるの二頭身くらいのオヤジキャラでマンガみたいなの作ってる人とか、カプコン系の絵柄しっかり研究してるなって感じのヴァンパイアのオルバス書いてた人とか、男キャラばっかになるんだけど、全体として単純に描きなれてるなぁって感じで、ゲーセンによってここまで差があるもんなのかと驚きでした。礼儀として俺も何か描いていくべきかと思ったけどとてもあの騒がしさじゃチキンの俺に絵を描くなんて真似は到底無理に思えて早々挫折しました。みんな良くやるよね・・・。
しかし、ゲーセンのイラスト交換ノートとかって何か妙に見てて憂鬱になるというかどこか引いてしまう部分があるんだよな。一体何がそうさせるのかってちょっと考えてみたんだけど、それって俺が絵描く人間で2chにもちょくちょく行く人の割には同人ノウハウ板には滅多に寄り付かない理由とも通じるところがあって、要するに、あの交換ノートという場に集まっている、混沌とした自意識のオンパレードに俺は引いてしまうんだろうなぁ、と思った。人間誰しも自分の能力だとか内面だとかのアイデンティティを他者に対してアピールしたいって欲望はある訳だけど、特に創作的行為やってる人にはその傾向が顕著。「ヘタクソですいません」とか「まだまだ精進が足りないようです」とか言いつつもお絵描きノートに書き込み、お絵描きBBSに投稿するのって、やっぱりみんな他人に自分を見てもらいたいって欲望があるからな訳で、また同時に「他人を見たい」って欲望もあるからああいう場所って成り立ってるんだよね。なんというかインターネットがここまで発達したのも、単純に情報処理の高速化だとか情報収集ツールとしての側面よりも、個人レベルではやっぱりホームページを立ち上げて自分という存在を世界に向けて発信するツールとして、要するに自意識の発露の場としての意味合いがかなり大きいと思う。俺が2chの同人ノウハウ板がイマイチ駄目なのもそこらへんで、みんな異様に自意識が高いというか、イチちゃねらー以前にイチ作家としての意識で書き込んでるんだよね、あの板って。作家がインタビュワーの質問にでも答えるような調子の文章って言ったら良いのか。偉そうって言うのとはまた違うんだけど、例えばそこで行われてるやり取りっていうのは単純に有益な情報のやり取りって言うより、自分という存在のPR合戦みたいな雰囲気がどこの場においても滲み出てて、俺としてはそういう雰囲気には気圧されてしまうものがある。あのゲーセンのお絵描きノートに流れてる独特の空気ってのも多分似た性質のもので、西尾維新がなんかの著作でインターネットについて書いてたように、「露悪趣味と覗き見趣味が結合した場所」ってのがその性格なんじゃないかと思う。二件のゲーセンのイラスト投稿ボードに同じイラストが飾ってあったんだけど(2chで言うところのマルチポスト)、これなんて正にその良い証拠だよなぁ、なんて思ったり。
まぁ長々とこういう文章ネットに垂れ流すのもまた自意識の為せる業ってやつなんでしょうけど。なんか疲れてきたんでここらへんでやめにしときます。
とりあえずセガクラに行って各フロアの交換ノートをピラピラとめくってみる。うーん・・・まぁ人によりけりってやつなんだろうけど、正直いって見てて脅威に感じるようなレベルの絵はとりあえず皆無。全身絵の頭身バランスおかしいとかは可愛い方で単純に描き慣れてなくて顔の輪郭歪んでたりとか目の高さ揃って無かったりとかのレベルがざら。この程度かとガッカリしつつその後メロンブックスの上にあるゲーセンの方にあまり期待せずに見に行ってみる俺。結論から言うとこっちのノートは純粋になかなか上手い絵が多くて感心できた。印象に残ってるの二頭身くらいのオヤジキャラでマンガみたいなの作ってる人とか、カプコン系の絵柄しっかり研究してるなって感じのヴァンパイアのオルバス書いてた人とか、男キャラばっかになるんだけど、全体として単純に描きなれてるなぁって感じで、ゲーセンによってここまで差があるもんなのかと驚きでした。礼儀として俺も何か描いていくべきかと思ったけどとてもあの騒がしさじゃチキンの俺に絵を描くなんて真似は到底無理に思えて早々挫折しました。みんな良くやるよね・・・。
しかし、ゲーセンのイラスト交換ノートとかって何か妙に見てて憂鬱になるというかどこか引いてしまう部分があるんだよな。一体何がそうさせるのかってちょっと考えてみたんだけど、それって俺が絵描く人間で2chにもちょくちょく行く人の割には同人ノウハウ板には滅多に寄り付かない理由とも通じるところがあって、要するに、あの交換ノートという場に集まっている、混沌とした自意識のオンパレードに俺は引いてしまうんだろうなぁ、と思った。人間誰しも自分の能力だとか内面だとかのアイデンティティを他者に対してアピールしたいって欲望はある訳だけど、特に創作的行為やってる人にはその傾向が顕著。「ヘタクソですいません」とか「まだまだ精進が足りないようです」とか言いつつもお絵描きノートに書き込み、お絵描きBBSに投稿するのって、やっぱりみんな他人に自分を見てもらいたいって欲望があるからな訳で、また同時に「他人を見たい」って欲望もあるからああいう場所って成り立ってるんだよね。なんというかインターネットがここまで発達したのも、単純に情報処理の高速化だとか情報収集ツールとしての側面よりも、個人レベルではやっぱりホームページを立ち上げて自分という存在を世界に向けて発信するツールとして、要するに自意識の発露の場としての意味合いがかなり大きいと思う。俺が2chの同人ノウハウ板がイマイチ駄目なのもそこらへんで、みんな異様に自意識が高いというか、イチちゃねらー以前にイチ作家としての意識で書き込んでるんだよね、あの板って。作家がインタビュワーの質問にでも答えるような調子の文章って言ったら良いのか。偉そうって言うのとはまた違うんだけど、例えばそこで行われてるやり取りっていうのは単純に有益な情報のやり取りって言うより、自分という存在のPR合戦みたいな雰囲気がどこの場においても滲み出てて、俺としてはそういう雰囲気には気圧されてしまうものがある。あのゲーセンのお絵描きノートに流れてる独特の空気ってのも多分似た性質のもので、西尾維新がなんかの著作でインターネットについて書いてたように、「露悪趣味と覗き見趣味が結合した場所」ってのがその性格なんじゃないかと思う。二件のゲーセンのイラスト投稿ボードに同じイラストが飾ってあったんだけど(2chで言うところのマルチポスト)、これなんて正にその良い証拠だよなぁ、なんて思ったり。
まぁ長々とこういう文章ネットに垂れ流すのもまた自意識の為せる業ってやつなんでしょうけど。なんか疲れてきたんでここらへんでやめにしときます。
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